みなさんこんにちはアセンションパン屋@店長将人です。

 

今回は、アドラーの著書、

「嫌われる勇気」

などで取り入れられている

承認欲求について紹介していきます。

 

 

もう、さっそく結論ですが、

我々人間の悩みは、すべて人間関係から来る!

そのためには承認欲求を捨てなければいけない!

 

はい、もうこれが結論です。

 

今回の、この承認欲求について、

どうしても、劣等感など

他者と比較してしまうことが

が消えない人におすすめの内容になっています。

 

この本ですが、内容も構成も本当に面白い本です!

今回は、そのおすすめの本でも衝撃のポイントを3つ厳選します!  

 

原因論の否定

 

すべては目的論で考えるようとアドラーは提唱します。

 

原因論、目的論って難しく聞こえるかもしれませんが、

簡単に言えば人の行動というのは、

原因があるから行動しているのではなく、

あるのは目的だけなんだよ

ってことです。

 

多くの人が、何か原因があるから行動していると思っているけど

原因なんか無い。

目的があるから行動している、ということです。

 

ん?どういう意味って?

なりますよね。

分かりやすいように、

 

例えば、あなたの会社である若手のサラリーマンが、上司にめっちゃ怒られている。

 

その状況をみて、おそらく多くの方は

若手がミスっちゃったから上司が起こってるんだろうな

って思いますよね。

 

何か原因があったから上司は怒鳴っていると思います。

それをアドラーは否定します。

 

アドラーの目的論は、

その上司が起こっているのは原因があるからじゃなくて

目的があるから怒っている。

 

どんな目的を持っているかというと

若手が自分に歯向かわないようにしたい

と、

上下関係を若手に見せつけたいという目的があるからだと言います。

 

その目的があるから、上司は怒鳴っているととらえます。  

この目的論という考え方は、

ちょっと衝撃的なのでかなり不思議な感じはしますが

よくよく考えてみると確かに目的論って正しいなと思うでしょう。

 

ミスした若手に対してすごい剣幕で怒る人がいれば、、

冷静に注意して終わりっていう人もいますよね。

 

ミスの大きさは変わらなくても、相手を威嚇したいという人もいますし

相手がミスしなければいいと思う人は声を荒げないですよね。

 

 

原因が行動を決めているのではなく

目的が行動を決めているのです。

 

このアドラーの目的論から、何を学べばいいのかというと

原因とか過去に縛られるな!

ということですね。

 

例えば両親が離婚しているから結婚生活はうまくいかないと言う人もいますが、

これは原因論に縛られている結果です。

 

暗い過去に縛られるな、両親が離婚しているという過去なんて関係ない。

ということですね。

そうじゃなくて、自分の性格が悪かったから

結婚生活がうまくいかなかったという、

両親のことを言い訳に使っているだけだと言います。

 

けっこう、強烈な心理ですよね。

もし幸せな結婚生活をしたいなら

今この瞬間からパートナーを大事にすればいいと、

それだけの話です。

 

また、もう一つ具体例をお伝えすると

自分は昔から一人っ子で暗い性格だっただから

一生コミュニケーションができない、と

嘆く人もいますが

これも一人っ子という原因により、

自分が暗かったという過去に縛られている例です。

 

これもアドラーに言わせれば

原因とか過去のせいにするな!

と言います。

 

確かに、誰かとコミュニケーションを取るというのはリスクもあります。

場合によっては嫌われるかもしれません。

 

そのリスクがあるから、過去を言い訳にして

コミュニケーションを避けているだけなんじゃないかと言います。

 

原因とか過去に縛られず

相手とコミュニケーションを取りたいと思うのであれば

今この瞬間から相手に笑顔で話しかければそれだけでいいんです。

 

過去のことなんて関係ないというのが目的論なんですね。

確かに、多くの成功者は

今この瞬間を生きる!!

といいます!

というのは原因論ではなく

目的論で生きるということにつながります。

 

過去に縛られずに、今この瞬間が楽しい人生にしているということが

大事だということですね。

 

 

課題の分離

 

これが幸せに生きるためにもものすごく重要なポイントです。

それは自分のコントロールできるものだけは

一生懸命やって、

コントロールできないものは

考えることさえするな

ということです。

 

自分の課題と他人の課題を分離して考えろ、ということです。

 

例えば、馬を水辺に連れて行くことができますが

馬に水を飲ませることはできない。

 

この例えに課題の分離の本質がよく表れています。

 

誰か(馬)を水辺に連れていくことはできますがですが

まだ水を飲むかどうかは他人の答えです。

そこは気にするなということですね。

 

生きているといろんな課題が起こってきます。

悩みが絶えない人は、

全てのことは全部自分で考え、解決しようとしているかもしれません。

 

一方この課題の分離をしている人は

自分の課題じゃないことは思い切ってシカトします。

 

例えば営業マンとして一生懸命頑張っているのに

上司が自分のことを評価してくれない。

という人がありますが

これは残念ながら課題の分離ができていない人の例です。

 

このケースで正しく課題の分離をすると、

できることは、営業を頑張って成績を上げることです。

上司が自分を高評価するかどうかは、

自分ができることじゃありません。

 

自分ができることは営業成績を上がるために、

とにかく努力をすること。

もしくは上司に気に入ってもらう事の為に

誠意を持って対応する。

 

それだけしかありません。

 

その結果として上司が私をどう評価してくれるかなんて

コントロールできない、ということなんです。

 

もし自分が営業成績を上げているし

誠心誠意、接している。

それなのに不当な評価を得る、

ということはその時に

自分は何をするか?!

ということだけなんですね。

 

その時に自分が異動できるか、転職できるか、

上司を飛ばすために工作するか、

など自分に出来ることを探すんです。

 

間違ってもこの上司に、いつかいい人になってほしいなぁ。

とかいうことなどを願うわけではありません。

 

他人を自分の思い通りに変えようというのは

他人の課題に首を突っ込んでいることになります。

 

これは本書のメインテーマですが

課題の分離ということは

承認欲求を捨てる

ということでもあります。

 

人は誰しも承認欲求の奴隷になりがちです。

これをアドラーは危険視しています。

 

例えば大学に行くのも、

この勉強をしたいとか、この環境で学びたいとか

そういう理由で選ぶべきなんですか、

どうしても

誰かにすごいと思われたいとか

知名度がある大学を目指したいとか

そういのは日本国民的に先導されているように思います。

 

誰かに褒められるために大企業で仕事をするとか

誰かに褒められるために、誰かに怒られないのために

仕事をするという風になっていることが多いと思います。

 

これは逆に褒められるということの

課題の分離で言えば

他人の課題をゴールにしている

ということです。

 

これはアドラー的に絶対やってはいけないことです。

 

ですが、これはしょうがない理由もありますよね。。。

特に日本は承認欲求を刺激して反映している社会だと言えます。

 

みんなが承認欲求を満たすために、他人の課題ばかり注力してしまいがちです。

 

でも、ここから大事なマインドセットなのですが、

他者の課題を満たすことをゴールにするのではなく、

自分は何が楽しいのか、

何に幸せに感じるのか

というところを大事にして

自分でコントロールできる自分の課題に注目することが、大事です。

 

縦の関係を作るな

これは、どういうことか言うと

どういう相手に対しても上下関係を作るのは

よくない、ということです。

 

良質な人間関係は、対等な存在同志という認識なんだと

アドラーは言っています。

そして、

上下関係を作らないための、具体的な方法として

人を褒めるなと言っています。

これびっくりですよね!

 

人を褒めるのじゃダメだと言います。

「褒める」ということは

上下の関係を作り出してしまいます。

褒める側と褒められる側は上下関係を作ってしまいます。

 

これって承認欲求を刺激することになってしまいまうんですね。

なので、報酬制度とか褒めて伸ばすということは

実は承認欲求を量産しているということになるんです。

 

経営者的には効率的な方法ではあります。

ですが、アドラー的にはNGな方法なんですね。

 

じゃあ。頑張ってる部下とかにはなんて言ったらいいんだ?

と思いますが

その場合には褒めるんじゃなくて

「ありがとう」と感謝しましょう。

 

なぜなら、感謝は上下関係を生み出さないからです。

その対等な関係だと欲求が刺激されず

健全な人間関係が築かれます。

ですが、私たちはどうしても人から褒められる

褒める、という行動をしてしまいがちです。

 

ゆえに、結局は

どれだけ人に貢献して感謝されるか

 

それが幸せな人生を送る上で大事なポイントだと、私は思います。

 

またここで、絶対に感謝されようって思わないことも

大事なポイントです。

自分が何かやってあげて、相手が感謝するかどうかは

これまた、相手の課題です。

 

大好きな人のために何かしてあげたということは

絶対相手のためになったはずだと

自己満足をしてしまうことが大事です。

 

自己満こそが最高のモチベーションに繋がる

ということも言えますね。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

一つ目は原因論の否定!

全ては目的論であるというポイントです。

過去や、原因に行動を縛られるな!

人生は今この瞬間から変えられる!

ということです。

 

そして二つ目が課題の分離です。

生きていると、いろんな課題がどんどん降ってきますが

そこには自分の課題と他人の課題があって

他人の課題に悩むのは疲れてしまう一方です。

 

そして三つ目が縦の関係を作るなということです。

 

相手を褒めるので一見いいように聞こえますが

承認欲求の奴隷を作ることに繋がってしまうので

アドラー的には

「ありがとう」

と感謝をするのがおすすめです。

とはいえ私達はアドラー信者ではありません。

このアドラーに言われている事っていうのは

人生観を壊すくらいのインパクトがありませんか?

 

ただアドラーの言うように全てを完璧に

やりきろうと思うと、逆に不幸せになることもあると思います。

 

例えば原因論の否定を知ったからこそ

今の自分の辛いことを、過去とか原因に甘えているといって

過剰に自分を責めているとか、

褒めたいことを押し殺して誰のことも褒めない

っていうのは生きにくいと思います。

 

承認欲求生まれ承認欲求育ちの日本人、

なのでたまには褒められたい

人を褒めたいということもありますよね。

全く褒められたいっていうのはかなり寂しいです。

幸せに、ハッピーになれるように

このアドラー心理学というものを、

アドラーさんは提唱したのではないでしょうか。

 

にもかかわらず、それにがんじがらめになって

逆に不幸になるというのはアドラー自身望んでいないでしょう。

 

アドラー心理学はインパクトが強い分、時に毒にもなります。

なので、あくまで自分がハッピーになる手段として

覚えておくことをオススメします。

 

皆さん色んな大変なことや

課題が襲ってくる毎日だと思いますが

今回、紹介した考え方を活用して

自分にできることに注力して、過去に縛られる事なく

今この瞬間から幸せな人生を歩んでいきましょう!

 

美味しいパンでも食べながら^^

 

当パン屋のサイトです。

良かったら見てみてくださいね。

http://hamunder.com/

 

今回も最後までお読みいただき

ありがとうございます!

 

アセンションパン屋@店長将人