仕事を通して自分を磨く
みなさんこんにちは! ハムンダー・ベーカリー店長の岩崎です。
今回は「仕事」についての考え方についてお話ししたいと思います。
仕事のポイント:「スキル」「経験」「挑戦」
仕事をする上で大切なのは、「スキル」「経験」「挑戦」を意識して働くことです。 どこで、どのように働くかを考え、「自分を磨ける場所」として仕事を捉え、意識して取り組むことが重要だと思います。
例えばパン屋を例にすると、大手のパン屋で働く場合、特定の作業だけを担当することが多くなります。 サンドイッチの具材を入れる作業や、焼く作業だけに関わることになるかもしれません。 それはそれでスキルの習得にはなりますが、
一方で、地方のパン屋など少人数で運営しているお店では、 最初から最後までパン作りの全工程を学び、習得することが可能になります。 そのため、自分を成長させる機会が多い環境を選ぶことが大切です。
経験した仕事と学び
以前、短期間ですが◎◎トリーでアルバイトをしたことがあります。 時給がとても良く、未経験でもOKだったため、「最高!」と思いました。 しかし、仕事内容は一日中ウィスキーの樽を運び、転がし、整理するというものでした。
肉体的にきついということもありましたが、それ以上に 「この仕事を10年続けたとき、自分にどんなスキルが残るのか?」 ということが想像できず、1カ月で辞めました。
もし、美味しいウィスキーを作る技術が学べる仕事であれば、 続ける価値があったかもしれません。
この経験を通して感じたのは、 仕事を通じて「どのように自分を磨いていけるのか」を意識することの大切さです。 得たスキルや経験を活かして、新たなキャリアへと進んでいく「ワークピボット」の考え方が、 変化の激しい時代には特に重要だと感じます。
ベーカリー13年目、次の展開へ
私のベーカリーも13年目を迎え、今後の方向性を考える時期に来ています。 パン作りを続けてきて感じるのは、パン屋の魅力は「人との交流」にあるということです。
食は人の健康の基盤となるもの。 そのため、パンを商いにすることは、人々の生活の基盤を支えることでもあります。
また、パンは贈り物にもできるため、人と人とのつながりを生むことができます。 この「パンを通じた人との交流」を、次のビジネスとして展開できないかと検討中です。
AIと人の役割
AI技術が進化し、私たちの生活に浸透してきていますが、 それでも「人にしかできないこと」は確実に存在します。
例えば、以前ガストで少し高めのコース料理を注文したことがありました。 通常の料理はAI配膳ロボットが運んでくるのですが、 コース料理はスタッフが運んできてくれました。
このとき、「これやわ……」と感じました。
コース料理を注文して、もしAIロボットが料理を運んできたら、 「なんだか微妙……」と思う人は多いはずです。
しかし、スタッフが料理を運び、説明し、「ごゆっくりどうぞ」と一言添えてくれる。 このサービスに価値を感じ、食事代+サービス料を支払うことに納得できるのです。
仕事を通して成長と社会貢献を
AIにしかできないこと、人にしかできないこと。 そして、自分がどの分野で成長していくのかを見極めることが大切です。
仕事を通して自分を磨き、スキルを積み重ね、社会に貢献する。 そんな働き方をこれからも続けていきたいと思います。