みなさんこんにちは!
ハムンダー・ベーカリー店長 岩崎です。
先日、四十九日のお勤めでお坊さんが来てくれた時に
お話してくれたのですが、
お坊さんのお話いわく、人間には4つの『ざい』がいるらしいです。
1つは人罪(じんざい)
2つ目は人在
3つ目は人材
これは一般的に使われる言葉ですよね。
そして、4つ目は人財です。
1つ目は、罪を犯してしまいがちな人、
それは言うまでもなく、今すぐに過ちを改めて、これ以上に罪を犯していかないこと。
まっとうな人間になっていくことが必要です。
2つ目は、ただ生きているだけで、毎日をぼーっと過ごしてしまっている
もしくは、目的が無く、ただただ毎日を過ごして時間を無駄に過ごしていしまっている人。
これも、1つ目よりはましですが、貴重な人生というものを
無駄に過ごしてしまっていますよね。
3つ目は、役割、仕事などはこなしているし、社会の役にも一応立っている。
でも、材料なので替えがきいてしまう。
ただただ忙しくし過ぎている人など。
ぎくり!です。^^;
一般的にはここになる人が多いかもしれませんが
そこから、4つ目の『人財』になっていく、
人のために役に立ち、貢献し、替えが利かない、ありがたいと思われる存在になっていく。
ということが大事だそうです。
なるほど~と聞きながら思ったのですが、
その上でお坊さんが「でも私は思うのですが、、、」
と付け加えられた言葉も深く、
「ですが、ただ存在しているだけでも、居てくれているだけでありがたい、ですよね。」
という柔らかい表現に、何か救われた気がしました。
それで「入信します!」とはなりませんが、
おっしゃる通りで、『存在しているだけ』で、社会に貢献できていなくても
誰かにとっては心の支えになっているということも多々あります。
役に立つとか、立たないとかいう判断ではなく
この地球に存在しているという事実が大事なのかもしれませんね。
最近、忙しくし過ぎていたこともあり、
お坊さんのこういう柔らかい言葉が心にしみました。
四十九日のお勤めというのは、お亡くなりになった方への法要ですが、
残された人たちの心が癒えて、また前に進んでいくための
大事な期間なんだなと、改めて思います。
今、忙しくても仕事ができる幸せと、健康でいられることそのものが
幸せなのかもしれないな、、、、と思った法要でした。
さて、このお坊さんなのですが、僕とほぼ同い年です。
長年、親しくしてもらっているのですが、なんと、お葬式のお勤めの
最後に歌を歌ってくれた、という珍しいお坊さんです。
お葬式に歌を歌うお坊さん、というの珍しいとは思いましたが、
僕は「あり」だと、感じました。
TPOだとは思いますし、故人や親族との関係性もあるとは思いますが
いい記憶に残る素晴らしいお勤めをしてくれたなと思っていると同時に、
型にはまらず「心」を大事にするそのお坊さんがまた
素敵だなと思います。
心を大事にして、よりいい人生を歩んでいきたいですね。