こんにちは

岩崎です。

 

今回は、

「パン屋独立開業するには、パン屋で半年、長くても1年修行でOK」

ということで書いていきたいと思います。

パン屋さんになりたい!

独立開業したい

という人は、これからの時代、増えてくるんじゃないかなって

思います。

その理由と内容はまた別の記事で書くとして、

じゃあ、どうやって開業したらいいのか?

ということで書いています。

 

まず、パンを作るスキルが何もない状態からだったら

セオリーとしては

小さい町のパン屋で修行をする

というのが一番です。

その理由については過去の記事を参考にしてみてください^^

https://wago-koro.com/training%e3%80%80bread%e3%80%80opening/

 

そして、そのパン屋で修行する期間としては

「半年、長くても1年」

にすべきです。

 

その理由は、

 

・半年あれば、だいたい小さいパン屋の大枠は理解できる

・パンスキルも半分くらいはマスターできる

・雇われで働いている間は、やっぱり過酷

・モチベーションを高く保つのは大変

・スキル不足、経験不足は今の時代、ネットで解消できる

・長く働けば働くほど、独立するのが難しくなる

 

からです。

 

 

・半年あれば、だいたい小さいパン屋の大枠は理解できる

パン屋の作業はやることがたくさんあります。

なので、大きなパン屋に就職すれば

色んな作業のセクションに配属されます。

でも、そうすると、

パンを焼く

と一つとっても、

捏ね作業

成型作業

焼き作業

など、一つのことしかまずはさせてもらえないのが普通ですよね。

ですが、小さいパン屋だと

結構すべてを一緒にやることが多いんですね。

なので、初めから終わりまで、だいたいすべての

セクションの動きを見ることができる。

そうすると、実際パン屋の作業ってそれほど

複雑ではないので、半年もあれば

集中してやれば覚えられます。

 

うちのパン屋がそうです。

過去に、2人の若手が修行にきましたが

だいたい半年くらい一緒に仕事をすれば

一人で覚えて動けるようになります。

パン屋によるとは思いますが

シンプルな作業工程にしているところほど

半年もすればだいたいのスキルは身につけることができる

確信します。

なので、修行先選びって大事ですよね。

 

 

・パンスキルも半分くらいはマスターできる

といっても、実際に半年では

パンスキルがマスターレベルまでいけるかというと

それは難しいと思います。

ですが、1年もしたら

かなりの腕前になります。

 

半年、パン屋で働けば、かなりの腕前にはなると思います。

ノースキルからでも。

むしろ、全く何も知らない、という状態から入った方が

吸収率が高いんじゃないかな、と思います。

 

・雇われで働いている間は、やっぱり過酷

半年、1年で独立しよう!

と決めて就職するのが大事で、

その理由はやっぱりパン屋業って過酷です。

一般的には。

なので、自分の志として

「絶対に半年か1年以内にスキルを覚えて、独立するぞ!」

という気合で臨んでほしいと思います。

 

あ、間違っても就職面接の時に、「1年で辞めます」って言ってはいけませんが。(笑)

朝から晩までパン屋の仕事は立ち仕事です。

そして、朝も2時出勤とか、普通にあります。

その辺は有名だと思いますが、

自分が独立するという「期限」を設けておかないと

過酷な労働であることは間違いないです。

よく、好きなことは続けられる。

と言いますが、結局それは

目標とするビジョンが明確だから

だと思います。

いつか、独立したいな。。。。

というあいまいな気持ちだと、本当につらい。

なので、独立までの期限を設けて、

集中して取り組む必要があります。

 

 

 

・長く働けば働くほど、独立するのが難しくなる

以前、私のパン屋に「パン屋を開業したいんです」

という方が来られました。

「おお!パン屋開業!いいじゃないですか~!」

と盛り上がったのですが、よく話を聞いてみると

なんとパン屋で働いて20年!

いやいやいや、それもう独立機会逃してますやん!

です。

 

色んな理由があると思いますが、

20年は長すぎます。

10年も長い、5年も長い。

長くいればいるほど、独立するモチベーションって

なくなりやすいのかもしれません。

 

・長年いると、そこでのポジションも上がってくるので頼りにされる

・仕事の要領がわかってくるので、ある程度快適に仕事ができる

・オーナー、スタッフに愛着がわく

 

というのは、長年そこで務めることで

逆に独立を阻んでしまう要因かなと思います。

 

なので、長く働くほどに、そこに固執しすぎてしまう

ということもあり得ます。

 

 

・モチベーションを高く保つのは大変

また、期間を設けずに働きだすことで

独立に向けてのモチベーションを維持し続けることは

非常に難しいです。

息を止めて一気に走りきる短距離走だと

目標がはっきりしていて走れる。

ですが、ゴールが見えない長距離走、

息をしないとか不可能ですよね。

なので、独立までの期間は

 

モチベーションが高いうちに、燃えているうちに!

独立してしまう!

 

というのがベストです。

短期間ほど、睡眠時間が短くても頑張れるものです。

日本人の気質的に、長く、じっくり、丁寧に働く

石の上にも3年

という美徳がありますが

これもいよいよ時代遅れなんじゃないかな、と思います。

 

もちろん、それが必要な仕事はあると思います。

伊勢神宮や神社関係の宮大工さんなどは

伝統技術というものを、人生をかけて継承していくものと

聞いています。

ですが、パン屋業というのは、いや、一般の飲食業界でも

時代は変わってきています。

コツを最初から集中したら、ある程度は習得できます。

もちろん、本当に極めていくには

独立してからも日々研究と探究が必要です。

ですが、日本納税者ランキングでいつもトップをいく

斎藤一人さんは

 

「まずくなきゃいいんだよ。ようは、お客様に喜んでいただけるか、

それを一生懸命考えることなんだよ。」

 

と言われ、

確かに、お客様満足度をどこで、どのように上げていくか

が重要ですよね。

なので、独立できるかどうかは

モチベーションを保つことが、短期独立、勝負のコツです!

 

・スキル不足、経験不足は今の時代、ネットで解消できる

そして、今の時代の独立方法、スキル向上において

インターネットでほぼ解決できると思っています。

ちょっと知りたい、コツを知りたい

と思ったら、文章でもそうですが

最近ではyoutubeの発展が目覚ましいですね。

動画でのレクチャーがものすごく増えてきていますし

プロが直伝している動画もたくさんあります。

実際、神戸のパン屋さんで、

ノースキルから独学、ほとんどyoutubeを見て

研究してパン屋開業した

という男の方もいます。

 

ちょっと知らないことがあったら

ネットを活用したら調べることができるので

昔のように、先輩職人の技を横で見て

学んで盗む

という風習はなくなってきていますね。

それも、時代の流れだと思います。

 

まとめ

ということで、今回は

パン屋開業するなら、修行は半年から1年以内!

ということで書いていきました。

実は、じゃあ実際、僕は何年修行したのか?

というと、実は、2か月です!

と言っても、ほぼ不眠不休の2か月でしたので

肉体的に限界を超えているような

仕事ぶりでしたが

集中力が半端なかったので

あらゆることをその短期間でマスターすることができました。

 

実際、パン教室とかあると思いますが

全13回コースとか、マスターコースとかってありますよね。

それが、2か月続くわけですから

そりゃある程度できるようになります。

それも、本人の意思次第ですが

あれもやらせてくれ、これも教えてくれ!

と、どん欲に学んでいくことで

吸収していける時期は、

スタートダッシュの強み

です。

新人の強みです。

なので、何事でもそうですが

短期決戦で一気に畳みかける

というのは大事だなぁと、この修業期間で

学びました。

 

パン屋独立開業したい、という方が

おられましたら、ハムンダー・ベーカリーに

お問い合わせください。

そういう意味でブログを書いているわけではないのですが(笑)

 

ということで

パン屋独立開業に向けて、もう少し書いていきますね。

今回も最後までお読みいただいて

ありがとうございます。

 

アセンションパン屋@店長岩崎

http://hamunder.com/