こんにちは!
将人です。
今回は、パン屋としてできる3つのこと
という事で書いていきたいと思います。
主には、パンに使う原材料のことが
メインではありますが
良い材料を選ぶ理由、
そして
というテーマで書いていきたいと思います。
無農薬小麦にこだわる
まずは、やはりこれですね。
どれだけ酵母や、調理方法にこだわったとしても
小麦が国産、無農薬、などであることが
前提条件だと思っています。
これは、パンを焼くスキルがどうこうよりも
小麦の実態をよく知っておくと
どんな小麦を選ぶ必要があるか?!
は、おのずと明確になってきますね。
僕自身が、オーガニック小麦、原材料の効果を
実感しているので
少なくとも国産小麦にこだわる必要がある
と強く思っています。
国産小麦のいい点としては
ポストハーベスト(収穫後農薬)が無くて安心な小麦が多いことです。
ほとんどのパンは、外国産小麦を使用していることが
現状ですが、
外国産小麦は大量のポストハーベスト農薬が使われています。
しかも、日本の輸入量は増える一方ですし
政府は国民の健康を守ってはくれません。
なので、そういった実情を知った上で
生産者が安全なものを作る必要がある
と思います。
そういう意味でも、パンは本当にピンキリです。
100円パンから、オーガニックの素材で作るパンなど
色々ありますが、
どんな食を選ぶか?!
が精神と、人生を決めると言っても
過言ではないと思います。
石窯パン、天然酵母パン、
魅力的でキャッチ―ですが
それ以上に、「無農薬小麦パン」
というのが、もっと主流になってきたらいいのにな
と思います。
パン=難しい
というイメージがありますが
それは自家製天然酵母で焼くから、難しい
というのだと思っています。
イースト=悪い
ではなく、イーストの問題よりも
やっぱり小麦の問題です。
なので、パン屋さんも天然酵母にこだわったり、
石窯にこだわったりするのもいいですが
少しくらいは、国産小麦、オーガニック小麦にこだわる必要があると思います。
働きかたの改革
僕がパン屋を通して変えていきたい
パン屋としてできることは
パン屋の働きかた改革です。
パン屋=朝早い
というイメージがあると思いますし
それは間違いないです。
が、僕も修行時代がありましたが
朝2時前に起きて出社。
それから正社員の場合は19時くらいまで
なんだかんだ働いてました。
え?!めっちゃブラック?!(笑)
ですが、当時はやりたいことだから!
ということで、それほど苦にはなりませんでした。
ですが、明らかに、ダメな働きかたですよね。
パンというのは一つ作るのに
こだわりだしたらキリがなく、そして時間がめっちゃかかります。
僕が今焼いている食パンは、付きっ切りではないですが
合計38時間かかって出来上がってきます。
また、パン=朝から食べるもの
という習慣なので、朝早くからオープンしている
というのがパン屋の常識です。
これも、個人でパン屋をしているところは
営業時間をもう少し健康的にするべきだと思っています。
僕の修行時代のパン屋は、朝7時にオープン
していましたが、その時にパンが店頭に並んでいるためには
4時くらいからオーブンで焼き始めないといけないので
逆算すると
2時くらいからは成型など、作業を始める必要がありますね。
パンは焼きたてが美味しい、と思いますが
え?!どういうこと?!
と思うかもしれません。
が、焼きたてというのは、確かに熱くて美味しいですが
酵母が落ち着いてない状態なので
小麦粉と、酵母がまだ馴染んでいないんですね。
これは感覚の問題かもしれませんが
まだ息せき切って焼きあがったパンというのは
まだ味が荒い状態と言えます。
ですが、しっかり冷めて、2,3時間くらいたったパン
というのは、落ち着いていて、味もしっとりしています。
という風に考えると、
営業時間ももう少しゆっくりでいい、と僕は思っています。
また、小麦粉、原材料にこだわることで
食品ロスを絶対に無くそう
という意識が、生産者の方にもっと強くなると思います。
そうすることで、大量生産、大量消費という
働き方ではなく、
という意識になると、エコな働きかたができると思います。
また、
良い小麦粉で焼くと
あれこれ材料を使わずとも美味しいんですね。
これは、やっぱり小麦を色々試してみて
分かりました。
スキル、も必要ですが、スキル以上に
良い小麦粉を使う。
それだけで、普通に焼いたら美味しいんです。
なので、小麦粉を外国産にして、安いものにする代わりに
風味を出すために工夫をするというのも大事かもしれませんが
もっとシンプルに、美味しくできるはずです。
ざっくり言ったら『手抜き』ですが
良い材料を選ぶ、というところはしっかりフォーカスして
作業自体はシンプルなものを、シンプルに作る。
それを、手抜き、と表現しますが
パン職人としては、いかにシンプルに作り
体調を整えながら、焼く、というのが
大事だと思うので、パン屋の働き方改革が
起こってこれば、パン職人が減ってきているという
現状にも歯止めが効くのでは、と思っています。
人生は楽しい
パン屋としてできること
3つ目は、やはり
人生は楽しい
ということを多くの方にお伝えしたいこと
そして、いっしょに共有したいということです。
毎日が同じ繰り返しで、朝から晩まで働いていると
本当に自分がやりたかったことって、なんだ?
って思うかもしれません。
それは、パン屋をしていてもそう感じることがありますが
僕はそうじゃないと思っています。
パン屋というのは、毎日が変化の連続です。
もちろん、あらゆる仕事も毎日が変化の連続だと思います。
子育ても、変化と成長の連続ですよね。
それを、『楽しい』と思えるか、どうかというのは
心の在り方によって決まりますよね。
「おもしろき こともなき世を おもしろく
すみなすものは 心なりけり」
高杉晋作の有名な言葉ですが
面白くない、と思える世の中でも
面白い!と思えるかどうかは、心の在り方によってきまる。
そういうことを言われているのですが
まさにその通りだと思います。
楽しい仕事かどうか、ではなく、
楽しんで仕事をする。
楽しんで生きる、人生を楽しむ。
そのことを、大人になったらいつの間にか忘れてしまっていて
やりたいこと
から
やるべきこと
のタスク人間になってしまっている人が多すぎる感じがします。
僕自身も、あれしなきゃ、これしなきゃ、、、
と心を忙しくしてしまう時もあるのですが
基本的には心の軸
をしっかり持つように努力しています。
そのことと、パン屋と、どう関係があるの!?
と思うかもしれませんが
僕にとってパンを焼くというのは一種の瞑想状態に近いと
感じています。
どういうことかというと、どのタイミングで、何度で、何分焼く
ということは考えなくてもできるので
意識を他のことに使えます。
他のことに使う、ということは意識が自由にある状態で
仕事はできる。
なので、表現が難しいですが
フローのような状態を毎日体験できることで
楽しい、嬉しい、幸せ、
ということを自分の中で拡大する、という瞑想(のようなもの)
をしながら、パンを焼くことができるので
そのようなパッションを感じてもらえるような
パン屋になっていきたいな。
と思っています。
まとめ
ということで、今回はパン屋としてできる3つのこと
という事で書いていきました。
・無農薬、国産小麦にこだわる
・働きかたをシンプルにする
・楽しく生きる~瞑想のススメ
という感じですが
仕事の軸を、何かやりがいのような形で
表してみるのも、おすすめです。
なぜ、仕事をしているのか?!
ということも、お給料の為、から、さらに突っ込んで
家族の為、その理由は?!
と深掘りしていくことや
社会貢献のために、自己成長のために
と今の自分がやっている行動の中に
どんな意味があるのか?
ということを可視化していくと
新たに見えてくる「自分」というものがあると
思います。
僕はパンを通して、いろいろな事を
学んでいますが、より自己研鑽をして
良いパンを焼いて、日本という国と日本人が
より成長していけるような
パン屋をやっていきたいと思います^^
ハムンダー・ベーカリー店長
岩崎 将人の
公式line始めました!
一対一トークもできますので
ご自由にどうぞ^^
公式lineでしかお話していない内容も
盛りだくさんです!
是非、登録してみてくださいね。^^
お知らせ①
スタッフも、随時募集中です^^
が、詳細がまだ実は決まっていなくて、
正確には「いっしょに働いてみたい、と
今からちょっと思っている方」を聞き取り調査中です^^)
(お知らせ②)
一緒に人生の学びをもっと詳しく探究してみたいという方も
募集中です。よりコアで、人生におけるシフト(アセンション)の
探究をしてみたい方、ピンとくる方は是非^^
それでは!
今回も最後までお読みいただきまして
ありがとうございます!^^