こんにちは!

 

ハムンダー・ベーカリー店長

岩崎です。

 

2021年も、残すところわずかとなりました。

 

今年はみなさん、何を達成したでしょうか。

 

そして、何を達成しなかったでしょうか。

 

どちらも、しっかりと今の自分が「フォーカス」することが

 

大事ですよね。

 

今の自分の『立ち位置』を

 

できた、できてない

 

ではなく、今自分がどこにいるのか?!

 

が明確にできていると、今後の伸びしろは

 

観えてくると思います。

 

 

さて、今日、店長ブログを書きたいと思ったことは

 

『かっこいい人』

 

をここ2、3日で連続してみたからです。

 

かっこいい人

 

とは、なんでしょうか。

 

それは、

「困っている時に、助けてくれている人」

 

だと思います。

 

そう思った体験談をシェアしていきたいと思います。

 

ここ1週間くらいで、滋賀県はそれはもう、

 

ドカ雪もええとこでした。

 

朝起きて、窓を開けて・・・・

 

「なんじゃこりゃ====」

 

の銀世界です。

 

 

「あ~そうそう、自分、今、北海道旅行してたんやったな~」

 

って思うような勢いです。

 

公道は大雪で埋もれています。

 

車も大雪で埋もれている。

 

そんな時、ベーカリーには歩いていけるので

 

何があっても大丈夫な状況で働いているのですが

 

母からの電話がありました

 

「工房の途中まで来たんやけど、車がスリップして動かない!

 

すぐに来て!!!」

 

と、朝一からSOSです。

 

やばい!と思い、とにかく工房に向かいました。

 

工房に着くと思ったその時、目にした光景は

 

『知らないおっちゃんが必至で車を押してくれている!!!』

 

再び、

 

「なんじゃこりゃ====」

 

です。

 

おっちゃん

「あかんなーーー動かんなーーーもう少し、タイヤのあたり雪かいてみようか!」

 

と必死になってくれている。

 

その時、急に冷静になって思いました

 

「ああ、人って温かい。。。。」

 

いや、ほんとに。

 

そして

 

「おっちゃん、かっこいいなぁ。。。」

 

って思いました。

 

誰かが困っている時に、無条件に助けてくれる

 

そして、一所懸命に一緒になって行動してくれる。

 

それって、一言でいえば

 

「ヒーロー」です。

 

その時、僕はヒーローを観ました。

 

話はまだ続きます。

 

結局、雪が強すぎて、前進することができなかったんですね。

 

そして、しょうがないから後退して、どこかに車を収めることに。

 

どこに?

 

ですよね。

 

そこで、そのおっちゃんヒーローは言いました。

 

「うちの車庫、そこなんで、私これから出るので、いったん

 

うちの車庫に入れておいてもらっていいですよ。」

 

 

もうね、日本人最高!!!!!!!!!

 

って思いました。

 

SNSが普及して、人と人とのつながりが淡泊になり、

 

平気で人の誹謗中傷が発信できる、ぎすぎすした

 

社会でもありますが

 

こんなにハートフルな一場面もあるんですね。

 

間違いなく、おっちゃんはヒーローでした。

 

 

 

もう一つ!

 

雪関連で紹介したいヒーロー談があります。

 

こういうのって、日常ではありえないこと、

 

非日常の大雪のような「事件」の時に起こりますよね。

 

みなさんは、雪道の運転ってしたことありますでしょうか。

 

雪道、地面が雪で覆われていて

 

なんならその下は、氷でバリバリ、つるつる滑る道なんです。

 

そこを、運転するって、結構、命がけなんですね。

 

先日、妻の帰省のために駅に送っていったのですが

 

帰り、さらに雪が降ってきて、地面もつるつる。

 

どの車も、一様に最高速度20kmという

 

ノロノロ運転ですが

 

運転者としては「最高速度」で走っていたと思います。

 

体感としては、130kmくらいかっ飛ばしている状態です。

 

雪道の20kmというのは

 

それくらい、神経を使うんですね。

 

普段使わない運転回路を使います。

 

筋肉も使います。

 

雪道の運転って、とにかくめっちゃ疲れるんです。

 

その要因は

 

「下手したら、スリップして事故して、死ぬかもしれない」

 

です。

 

そう、事故が間近にあるのです。

 

対向車も、ふらふらしています。

 

自分の車も、10分に1回くらいハンドルを取られます。

 

ちょっとフラった瞬間に、心拍数は大激動です。

 

そんな状態で、ドライバーはある種の一体感を得るのです。

 

「みんな、焦らず、20km走行で、無事に目的地に着こうぜ。。。」

 

というテレパシーのような、一体感があるのですね。

 

雪道の運転って。

 

でも、それが30分も続くと、さすがにきついものがあります。

 

おそらく、どのドライバーさんも、疲れたなぁ、、、、

 

って思っていたと思います。

 

そんな時!!!!!

 

ヒーローが現れました!!!

 

小さい路地から、それは現れたのです。

 

そう!!!!

 

『除雪車に乗ったおっさん』

 

 

あの時、それぞれのドライバーは自分の車に乗っていたので

 

もちろん、それぞれの車同士で声は聞こえませんでしたが

 

僕はもちろん、全ての車から、声が聞こえました

 

「ありがとうーーーーーー!!!!」

 

「ブラボ‐‐‐‐‐‐!!!!!!」

 

「うおおおおおおおーーーーー!!!神ーーーーーーーーー!!!!!」

 

にちゃんねる的に言えば

 

「キターーーーーーーー!!!!!!」

 

です!!!!

 

もうね、世界がバラ色に見えました。

 

今まで、がたがたつるっつるの路面が

 

そのヒーロー(除雪車に乗ったおっさん)が通るあとは

 

ピカピカの公道に早変わりです!

 

走行時速も、50kmくらいになりました!

 

その時、僕は思いました。

 

「除雪車かっこええ~~~~~~~!!!!!」

 

あの、蛍光灯をファンファン光らせながら

 

人々(車)を導いていく姿に

 

モーゼを観ました。

 

 

雪が、真っ二つに分かれていくのです。

 

おそらく、出エジプトの民は、そのように見えたでしょう。

 

 

それくらい、かっこいい人っているんです。

 

 

さて、本題です。

 

夢ってなんでしょうか。

 

急になんだ?って話ですが

 

夢とは、だいたい、「職」に向けて使うことが多くないでしょうか。

 

サッカー選手、野球選手、歌手、アーティスト、

 

スチュワーデス、学校の先生

 

などなどです。

 

ですが、

 

「除雪車の運転手」

 

ていう人はいませんよね。

 

僕も、将来の夢は除雪車の運転手です!

 

っていう子供には出会ったことがない。

 

ですが、ポイントは

 

何になりたいか?

 

ではなく

 

どうなりたいか?!

 

なんですよね。

 

サッカー選手、歌手、先生

 

というのは、子供が目にする機会が

 

最も多い職です。(メディアなどで)

 

ですが、その中でも、生き生きと働けている人は

 

どれくらいいるでしょうか。

 

それ以上に、

 

人の役に立っている人ってどれくらいいるでしょうか。

 

 

 

何になりたいか

 

ではなく、どうなりたいか。

 

除雪車の後をついていきながら

 

多くの人の行く手を、開けていく存在になる

 

それは、いろんなやり方でると思いました。

 

サッカーでは、日本を代表して、夢を与える。

 

先生であれば、子供たちの教育を通して、夢を与える。

 

除雪車の運転手であれば、後に続く車に乗った方々の

 

命を先につなぎ、夢を与える。

 

この世に、職業の差はないのだと、実感した瞬間でした。

 

 

 

今日は、どうしてもこの「かっこいい人」

 

について、感動したので、書きたくなった店長ブログです。

 

 

 

今の職は、今のきっかけです。

 

そして、その職や、家業の中で、

 

どう生きるか?!

 

どのように、かっこよく生きるか?

 

が、イコール、夢を実現しているDOINGの状態

 

なのではないでしょうか。

 

 

本日も、最後までお読みいただきまして

 

ありがとうございます。

 

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