こんにちは!
パン屋の店長岩崎です。
パン屋独立開業のことについて
あれこれ書いていますが
今回は、パン屋開業したい人に向けてもそうですが
「やりたいことが見つからない」
「趣味がない」
「充実感がない」
という方は、おられると思います。
そういう方に言いたいことは、
まず、
ということを書いていきます。
みなさんは、今の仕事で満足していますか?
もっと給料が上がればいいな
もっと自分の幸せを感じられる仕事がしたいな
楽しく仕事がしたいな
毎日仕事に行くのが楽しみになりたい
遊ぶように仕事がしたい
と思う方はいるかもしれません。
僕も、営業職をしている時に
全て上記のように、いつも不満で満たされない気持ちで働いていました。
仕事をしていても楽しくない、
自分のやりたいことはこんなことじゃない
など、毎日思っていました。
ですが、
何かやりたいことがあるかって言ったらそうでもない。
趣味も特にない
何かに打ち込んでできることって無い。。。。
と思っていました。
ですが、パンの道に進んでからは
パンがいろいろな事を教えてくれました。
パンが焼けるようになることで
・毎日が幸せに仕事ができる
・自信が付く
・優しい気持ちになる
・探求心が養われる
・相手に感謝される
・達成感が得られる
・肉体的にも健康になる
・美味しい香りに包まれて、幸せを感じられる
・人とのつながりができる
・酵母の声を聴こうとすることで、繊細な意識が育まれる
・瞑想状態、ゾーンに入りやすくなる
などなど、ざっと挙げるだけでも
パン作りにおける人格への貢献は計り知れないものがあります。
ということで、今回は
ということで
主にその理由を3点、書いていきます。
パンの道との出会い、本当に奥が深いです。
今回のブログで
パン作りの魅力が理解できますし、
なんて言ったって、
パンが作れる人って、モテますしね。(笑)
是非読んでみてください。
パンを作れる人はモテる?!
早速ですが、ここからです!
そんなことある!?
って思うかもしれませんが
「俺、パン焼けんねん!」
「私、パン焼くのが趣味なの」
っていう人、あまりいないんじゃないかと思います。
パンって、普通の料理よりちょっとハードル高いイメージがあると思います。
ホームベーカリーのようなものに入れて
ポチっとしたら出来上がり
というレベルの物でも、やらない人はいると思います。
そんな中で、男性も女性も
パンを焼くことができる
っていうだけで、モテます!(笑)
いや、これは体験談なのでありのままに書きますが
僕もパンを焼くようになってから
人との交流が盛んになりました。
慕ってくれる人も多くなった気がしますし
パン職人になってから結婚もしました。
なぜ、パンが焼けるとモテるのか?
そのことについてまじめに書いていくと
パンっていうのは、人のガードがものすごく低いのです。
どういうことかというと
「私、パン焼けるんです」
っていうと、たいていの人は
「え~すごい!食べてみたい~!」
ってなると思います。
「私、電気工事できるんです」
って言われて、
「へ~すごい!今度うちの調子が悪いドライヤー診てほしい」
とはあまりならないですよね。(笑)
そう、パンはみんなの心のハードルが低いんです。
何でかって、パンには親しみがあるから。
パンを嫌いな人って早々いません。
そして、パンが好きな人はめっちゃ多いのです。
はい、気が付きましたか?
パンが好き
=パンを作っている人が好き
という風に、いつの間にか心理がすり替わっているのです。
というのは冗談で(笑)
ですが、声を大にして言えませんが
そういうことを感じることはものすごく多くあります。
これは潜在意識のレベルですが
明らかに、
パンが好き=パンを作っている人に好印象を持つ
ということはあります。
なので、パンを作る、パンが焼けることで
良好な人間関係をあなたから先に創ることができます。
なんか、人たらしのブラックコミュニケーション術
みたいなタイトルのブログ記事になってしまいそうですが(笑)
パンは自分発見の近道
自分って何者だろう、、、
自分はいったい何がしたいんだろう・・・
と、自分についてわからなくなることって
あると思います。
雑念が沸いてきたり、本当にやりたいことが
分からなくなることってあると思います。
そして、自分はいったい何に向いているのか?
そういったことは、じっと座って考えているよりも
実際に動いてみた方が早いと言えます。
そして、工程がいろいろあって、
気候の変化に左右されて
手を動かすパンが最適です。
実際、パンを作る工程は
仕込み(何度で何分、どんな素材で)
捏ね(力加減、水の量、時間、温度など)
発酵(その日の気候、温度、湿度を調整など)
成型(その日の微妙な生地の変化、いいテンポで行うなど)
焼き(火の力で一気に焼く、どんどん焼くテンポなど)
などなど、パンを焼く工程に
あらゆる要素が含まれています。
これは、覚えるまでは大変ですが
慣れてくると本当に何も考えない状態でできるようになります。
仕事でやるとなると
他のスタッフとの連携なども意識してやる必要がありますが
ここで重要なことは
手を動かす
身体を動かす
ということが一点です。
身体を動かすと、頭を使いません。
今は、頭を使え、よく考えろ
と言いますが、いや、現代人は考えすぎです。
考えるから、「行動」に起こすことができなくなるのです。
人生を好転させていこうと思うと
行動でしか、変わりません。
なので、パン作りというのは
行動の連続なのです。
行動することをしないと、パンは生まれてきませんので。
それはどんな飲食でもそうかもしれませんが
ちょっとでもサボってしまうと
パンは待ってくれません。
それは、発酵という工程があるから。
料理って、ある程度のテンポがあると思いますが
料理中に発酵という時間が入る料理って珍しいですよね。
この、発酵が本当にポイントなんです。
人生も同じです。
そして、八紘です。
あこれは長くなるのでまた別記事で書きますが
発酵している時間に、色々膨らむのですね。
こういう、緩急があるっていうのが
パンの魅力ですし
自分で作っている間に、この不思議な発酵のリズム
を感じているだけで、思考が整理されてきます。
よく、色々思い悩んでいることがあったり
新しいアイデアが思い浮かばない時に
とりあえず走りに行ってみる
スポーツをしてみる
身体を動かして汗を流してみる
そうすると、体を動かしきった後に
「な~んだ、そういうことか」
「あ!こうしたらいいかも!」
「今できることは、これしかないな」
など、新しい行動のヒントになることや
結論を発見することってあると思います。
ビジネスができる人ほど、ジムに行ったりして
運動をしたり、体を鍛えています。
それは、体を鍛えたいからということもあるし
健康的な肉体を維持したいから
というのもあると思いますが
もう一つは、頭を整理したいから
ということがあるでしょう。
僕自身も、ほぼ毎日トレーニングをします。
そして、トレーニングを行うほどに、
思考がクリアになります。
身体を動かすことで
溜まっていた情報などがわー――っと
浮かび上がって、舞い上がるのですね。
そして、重要な順番に整理されるという感じです。
また、そういう意味でも
少なくとも僕はそう思います。
なぜかというと、
黙々と作業をし、集中して
そして流動的にパンは大きく成っていきます。
あらゆるすべてには
「流れ」
というものがありますが
その流れを感じながら動いていると
一種のゾーンに入る状態というものができます。
ゾーンとは、スポーツ選手が
集中力MAXの状態の時に
最高のパフォーマンスが持続することでも有名ですが
ゾーンの状態を自分で作り出すことが
可能になる、そのトレーニングをすることができるのが
パン作りだと思います。
おそらく、ここまで考えている人はあんまりいないんじゃないかな。
と思いますが
とにかく、一つのことに集中して
かつ、あらゆることに注意を払う
というスキルが身に付きます。
パンに限らず、料理や、サービスなど
あらゆることに言えると思いますが
パンは先ほども書きましたが
「発酵」
という時間と大きさの見極めなど、テンポがあります。
発酵を見逃してしまうと
それまでの工程や、今後の工程が全て水の泡になる
という緊張感もあります。
なので、体を動かしながら
集中と周りへ気遣いなどしつつ
自分の最高の状態を維持し続けるという行為は
動的な瞑想に近い状態になります。
これは本当に経験してほしいと思いますが
自分のマインドが、表に出てくる作業が
パン作りです。
パンは、人の心を明確に、あぶりだしてくれる
モノです。
人生の行き場に迷ったら
パンを作りましょう。
一心に捏ねていると
心が耕されていくでしょう。
そして、一生懸命焼いたパンは、
ものすごくいい香りのする美味しいパンができるはずです^^
パンが作れるようになると、自信が付く
何か手に職を付ける
と言いますが、自分のスキルって
これを持っておいた方がいい
と分かっていても、興味が出ないものって
ありますよね。
英語、話せるといいってわかっていても
興味がない。
将来役立つかもしれない、と思っていても、今そんな機会ない。
簿記の資格、持ってるといいっていうけど、勉強するのが大変。
というか、ビジネススキルって興味がない。。。。
と思っている方も多いと思います。
が、パンを焼くスキルっていうのは
ビジネススキルとか分野はまた違うのです。
どういうことかというと、人生レベルで
「食」
ってものすごく大事ですよね。
そして、自分で作ることができる
パン
っていうのは、自分の食を守ることでもあるし
空腹を満たすことができます。
何が言いたいのかというと
どこへ行ってもパンを焼くことができる
という潜在的な自信が生まれるということです。
どこへ行ってもどんな食材でも料理ができる
という自信と同じかもしれませんが
「自分はどこでもパンが焼ける」
という事実は、無条件に自信を持つことができます。
また、直接そんなにわからなくても
相手にパンをプレゼントしたときに
実感することが
自己充実感です。
パンをもらって嬉しくない人ってあまりいませんよね。
ましてや、手作りのパンを人からもらうことって
ほぼ無いですよね。
なので、ほかの人と違うことをする
っていうこと、相手に喜んでもらうこと
その体験をすると、あなたの幸福指数が跳ね上がります。
アドラー心理学でも言われますが
と言います。
貢献欲
というものがありますが
相手が幸福になってくれるほど、自分も幸福になるように
人間はできています。
それを、短期間で、簡単に得られるのが
パン作りの秘密だと思っています。
これは、まぁ職業柄、毎日体感することですが
美味しいパンを作って相手に渡す
という行為によって
「喜び、楽しみ」
という幸せ感を好感しているんですね
その幸せ感を上げるために
パンを焼いていると言ってもいいほどです。
そして、
幸せ感とは、エネルギーなので
現実世界ではそれがお金となって回ってきます。
よく、成功哲学で
先に与えなさい
っとかって言われると思いますが
まさにパンはその初級編で
まずは自分から最高のパンを作って渡す。
この仕組みが、体得できるという点で
幸せを感じられる最短がこの、パン作りだと感じます。
ということで
今回はパンが焼けるようになることで
・毎日が幸せに仕事ができる
・自信が付く
・優しい気持ちになる
・探求心が養われる
・相手に感謝される
・達成感が得られる
・肉体的にも健康になる
・美味しい香りに包まれて、幸せを感じられる
・人とのつながりができる
・酵母の声を聴こうとすることで、繊細な意識が育まれる
・瞑想状態、ゾーンに入りやすくなる
などなど、色んなことが満たされることの中から
この3つは!
という
・パンを作れる人はモテる
・パン作りは自分発見につながる
・パンが作れると自信が付く
という3つのメリットについて書いていきました。
もしかしたら、それ以上にいい点や
逆にデメリットもあるかもしれませんが
パン屋として7年以上やってきている僕が
思う、パンが焼けるようになることで得られる
メリットは大きすぎます。
Youtubeのパン動画を見ながら
作ってみてもいいですし、
パン教室からでもいいですし
本格的に始めよう!という方は修行に行っても
いいかもしれません。
パンを作るということは、あなたの人生の幅を
グーンと発酵させてくれて
人生に最高の香りが、風味が加わるでしょう!^^
ということで、
今回はここまでにしたいと思います。
パン作りの魅力に、少しでも興味を持っていただき、」
新たな行動を踏み出してくれると
嬉しいです。
それでは!
アセンションパン屋@店長岩崎