みなさんこんにちは

アセンションパン屋@マサトです!^^

 

皆さん、パンは日常でよく食べられていると思います。

そして、日本人もパン食が増えてきていますよね。

パン屋として、みなさんのパン食が増えてくることとしては

嬉しいと思いますが

ちゃんとしたパンの選び方という「知恵」をもって

パン、そしてあらゆる食の選び方について知っておいてほしいと思います。

 

 

・最近、なぜかイライラする

・子供が学校に行きたがらない

・会社に行くのが憂鬱

・小さなことで腹が立つ

・体がだるい、重い

・寝ても回復した気がしない

 

 

など、体に異常を感じている方は

是非、体質改善のために、食の見直しをしてみましょう。

ということで、パン食について書いている店長ブログですが

今回は、パンにも含まれている

「砂糖」

にフォーカスしたいと思います。

 

結論

さっそく結論ですが

「白砂糖は完全にアウト!」

です。

その理由として様々な文献が出てきますが

砂糖の取りすぎによりざっと挙げると

 

 

肥満

糖尿病

うつ病

アルツハイマー

動脈硬化

腎臓病

肝障害

骨粗鬆症

 

などの症状が起こります。

砂糖というのは、本来はサトウキビから採られたものなので

自然界にあるものが由来です。

なので、砂糖そのものは限度量を守っている分には

むしろ体にいいと言われます。

ですが、現代の世に出回っている砂糖というのは

精製されたものがほとんどなので、体に良くない、とされているのですね。

 

さて、この精製ですが、

白砂糖ができるまでの工程をみてみます。

 

まず、原料糖(粗糖)と言うものを作ります。

①サトウキビを砕いて汁を絞る

②石灰乳を加えて加熱したんぱく質や無機質などの
 不純物を取り除いて結晶を作る

③遠心分離器にかけて結晶を取り出す
 これが原料糖(粗糖)に該当する

参考:農畜産業振興機構 白い砂糖の真実、そして三温糖との関係

 

次に、この原料糖から、白砂糖への工程を見てきましょう。

<原料糖から白砂糖へ>

①原料糖に蜜を加えて表面についた不純物を蜜に移す

②分離器で不純物が混ざった蜜とショ糖を振り分ける

③ショ糖を溶かし糖液にする

④石灰を加え炭酸ガスを使って不純物を取り除く(精製)

⑤さらに活性炭やイオン交換樹脂を通し不純物を吸着させ
 取り除く(精製)→ファインリカー(透明の糖液)になる

⑥ファインリカーを加熱、濃縮してショ糖の結晶を作る

⑦糖液を加えながら結晶を大きくする

⑧分離器でショ糖の結晶と密に振り分ける

⑨結晶を乾燥、冷却して出来上がったものが白砂糖

参考:大日本明治製糖 お砂糖ができるまで

 

工程長っ!!!

って思いませんか?

僕も一つ一つ読んでみましたが

「ん?だから何か?どこがどうなの?」

って思いました。

ですが、ざっくりいうとやはり

 

精製している段階で、粗糖のミネラル、栄養分は

全てなくなっているということです。

 

そして、甘味だけが残っているということですね。

 

そして、精製度が高くなっている分、

より糖度の高い成分になっています。

また、体内に入った瞬間に吸収が早くなり

急激に血糖値を上げてしまいます。

それにより、血糖値が上昇すると

細胞から有害な活性酸素が発生して、

最終的には血管の動脈硬化を進行させてしまいます。

そうすると、血管の壁が壊れて切れたり、詰まりやすくなったりなど

危険な状態になるのですね。

 

じゃあどんな砂糖を選べばいいのか?

こちらも、結論としては

 

黒砂糖、てんさい糖などの茶色系の砂糖です。

※三温糖はNGです。三温糖は、白砂糖に着色されているだけです。

 

 

また、はちみつや、オリゴ糖などもOKですね。

粗糖や、きび糖、てんさい糖など精製されていないものは、

ゆっくりと消化される分、血糖値の上がり下がりがゆるく行われ、

体への吸収に時間がかかるので少しの糖分で長い時間、

カラダを元気にしてくれます。

 

自然界にあるものから、必要最低限の手のくわえられたものを

守って食べることで自然界本来のエネルギーを体に入れることができます。

なので、砂糖選びも、食品選びに重要な要素になってきますね。

 

さて、じゃあ砂糖そのものは悪ではない、と言うことが分かったと思いますが

じゃあなんで砂糖の取りすぎがよくないのか?

という点です。

 

上でも挙げたように、体にリスクを与えるというのは通説ですね。

心疾患のリスクを上げる

糖尿病、肥満を引き起こす

精神的に不安定になる

などは、もはや常識かもしれません。

砂糖ですが、昔は超高級食材でした。

兵士の疲れが一発で吹き飛ぶ魔法の粉!

とも言われ、高値でやり取りがされていました。

ですが、1960年代に

ブドウ糖を果糖に変換する技術が生み出されたことにより

より甘みの強いコーンシロップというものが発明されました。

それにより、大量生産、大量消費されていくのですね。

 

つまり、近年の白砂糖には、このコーンシロップが混在しているとも

言われています。

これの何が問題なの?

と言うことですが、本来、人間は砂糖を食べると

満腹中枢が刺激されて、お腹が満たされるのですね。

甘いものを食べると、幸せホルモンがでる、

なんて言われますが、実は、ちゃんとした砂糖であれば

(てんさい糖、粗糖、ハチミツ、オリゴ糖など)

一理あるんです。

 

ですが、世に出回っている白砂糖はレプチンの値を上昇させないのです。

レプチンとは、ホルモンの一種で、

人に満腹を感じさせる作用なのですね。

なので、この高果糖コーンシロップはレプチンを上げないので

満腹を感じない、むしろ欠乏感を感じてしまうので

食べても食べても満たされない、

という悪循環が生まれる体質になってしまうのですね。

 

そして、その高果糖シロップが多く含まれているものが

みなさんご存じ、ジュースです。

ジュースには、人工甘味料や添加物が盛りだくさんなので

子供が好きですが、絶対に飲まない習慣を作りましょう。

これは、大人の義務だと思います。

 

さて、パンの話に戻しますと

パンの製造において使われる砂糖も、ピンキリだということです。

そして激安パンには、もちろん原価を抑えるために

白砂糖や、人工甘味料、添加物などで

甘みを加えています。

また、町のパン屋さんなどでも、

踏み込み調査ができないので、わかりませんが

健康にこだわって砂糖を選んでいるかは疑問なところがあります。

実際、白砂糖を使って焼いた方が

きれいに、弾力があり、きめ細かなパンができる感触があります。

ですが、健康面から言えば

粗糖を使って焼いたパンのほうがいいと

私はパン屋として感じていて

パン屋さんには砂糖の見直しから始めてほしいと思っています。

 

なんなら、フランスパン系なら

砂糖なしで作りますからね。

甘いパンも食べたい、と言うのが

現代においては一般的ですから、

パンを食べる楽しさも残す必要があるとは思いますが。

 

じゃあ日常生活でどのように気を付ければいいのか?

ということですが

基本的に外食などで白砂糖を摂らないようにする

と言うのは不可能だと思います。

 

どこの飲食店も、原価を抑えることが

命題ですから、砂糖も安価なものが使われているでしょう。

と言っても、私自身そこまで神経質になるのは

逆に良くないと思いますので

外食の時くらいは目をつぶってもいいかと思います。

 

なにより、楽しく食べることが大事ですからね。

ですが、外食そのものを減らすべきだとは思います。

自分でコントロールできるのは

自分の家での料理のみです。

そして、家の料理に使用する原材料は

できる範囲でこだわるようにしましょう。

 

また、家の料理は、ほぼ100%お母さんが実権を握っていますよね。(笑)

なので、まずはお母さんから、

調味料、添加物、などの理解を深めてほしいと思います。

白砂糖ではなく、てんさい糖や粗糖といったものを。

そして、外食ではなく、

家での食事を、お弁当を。

パン屋的に言えば、コンビニパン、町のパン屋のパンよりも

ホームベーカリーでボタン一つ「ピッ!」

でできるパンでいいので

手作りのパンを子供に持たせてあげる。

手作りパン、案外敷居は低いものなので

是非トライしてみてほしいと思います。

 

パンも、砂糖一つとっても本当に

またく違うパンですから

 

「パンは安心して買えるお店の物を」

という一つ、自分のパンを買う場所

と言う点でもっておくことをお勧めします。

 

できれば、ハムンダー・ベーカリーを選んでいただければ

嬉しいですが(笑)

そういうつもりでブログを書いているのではありません。

 

家族のために、健康のために

安心してパンを選べるお店

安全にパンが食べられる知識

を身につけてほしいと思っています。

 

最後に、砂糖が悪いわけではないのです。

精製されたものが、人間の体にとってはよくないんですね。

実際、ブドウ糖の摂取は、疲れを感じさせずに

難しいタスクに取り組む集中力を上げる

と研究からもわかっています。

なので、問題とすべきは

ジュース

お菓子

菓子パン

などの、スーパーで売っている類の

物が危険だということです。

 

そして、日本政府は消費者の健康に関しては

スルーです。

政府は食糧からの健康を守ってくれませんので

(これ常識!)

自分で、少しずつでもいいので

情報を仕入れて、生活に取り入れていってほしいと思います。

ということで、

 

1:白砂糖は買わない

2:粗糖、オリゴ糖などの砂糖を取り入れる

3:外食よりも、自分のコントロール下で料理しよう

 

という結論ですね。^^

 

今回も最後までお読みいただいて

ありがとうございます^^

 

アセンションパン屋@マサト

http://hamunder.com/