みなさんこんにちは

ハムンダー・ベーカリー店長 岩崎です。

 

先日、「Japan ワールドコーヒーフェス」

というものに行ってきました。

地元で開催されていたので、16種類のコーヒーの飲み比べ

ということに興味を持ち、行ってみました。

あらゆる『こだわり』を持ってコーヒーを挽いておられる方ばかりで

お話をしているとわかってきますが

一つは「飲み手への思いやり」を感じます。

それは「コーヒーの味ももちろんですが、その後の余韻、飲むときのひと時」

という場所と空間を提供しているという感じが伝わってくるお店ばかりでした。

ある店長さんとお話ししたときのことです。

「コーヒーって味を楽しむのはもちろんですが、誰と、どんなことを話し、

自分と語り、空間を共有していく時間が取れるので、大事なツールなんですよね。」

と言われていたのが、本当にその通りだと思いました。

学べば深いのでしょうが、まったくコーヒーの違いには分からない僕でしたが

提供される空間の波動はわかる感じがしました。

そのお店の『大切にするもの』が個性として表れ、訪れた人との

共同創造で空間が作られていく、その非日常の感じがリラックスできるとともに

新鮮で、いい体験でした。

やっぱり、何かを提供することで社会は成り立っていると改めて思います。

 

提供するものでいえば、当店はもちろん「パン」です。

今はすっかり良くなりましたが、娘が去年の12月に腕を骨折してしまいました。

そこで、病院の先生が本当に良い方で、保育園の行事などに参加させてくれたり

便宜をたくさん図ってくれたということもあり、お礼にパンを焼いて持って行ったんですね。

もちろん、喜んでいただけましたが、それを渡しに行った妻も、子供も嬉しかったみたいで、

仕事をしていく上で、誰かの手に渡り(もしくは体験やサポート)自分が行った先で

喜んでもらえた、という喜びが得られるのが、仕事の醍醐味だと思います。

パンを手掛け始めたのも「持っていってプレゼントしやすい」

「少し日持ちする」「あげやすい&もらいやすい」

という誰かと誰かをつなぐ、ということも考えて始めたな~

と思い出しました。

仕事は慣れてくると、私事となり、人と人との交流を促すものになってきて

そこに「愛」が働くと、志事へとなっていくと思っています。

新学期が始まり、新しく就職される方も多いと思います。

最初の1年は、会社のためにと右も左もわからない中、とにかく前に走るしかない!

という20代はそれはそれで楽しいと思いますし、

たくさんの経験と失敗と、復活をどんどん繰り返していきます。

そしてふと落ち着いてから、社会のために何が貢献できるのかな?

と考えたときに、仕事→私事→志事

へと道を考え、探求して行けるのでは、と思います。

僕もそういう意味ではまだまだですが、

そういうことを考えさせてくれたのも、コーヒーのひと時の一服だったかもしれません^^

志事にしていくのにゴールはないかもしれませんが、その探求を社会への貢献が

大事なのかもしれませんね。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。