みなさんこんにちは!

ハムンダー・ベーカリー店長岩崎です。

 

気が付けばパンを10年焼いてきていますが

『極めた』とは到底思ってないです。

そして、これからも極めていきたいと思っていますが

これからの『極めて生き方』を模索中です。

「生き方」です。

今日は現場に立ちますが、スタッフさんにできるだけ

伝授していけるようにしたいと思っています。

(なんか、じいさんみたいなブログですが 現35歳)

 

これからですが、パンを焼くということは

一つのなんというか、作法です。

作法、技法、そこには必ず

「スピリット」があります。

多くの職人さんが感じておられて、大事にされていると思いますが

一つの「芸」だと思っています。

そこで、パンの秘密の一つは

「火」を使うこと。

火を使うことで、焼くという『動き』が発生しますよね。

こねて、焼く。

この「焼成」という行為そのものが一つの浄化です。

僕が初めてパンの現場に立った時に担当したのは

実は「石窯担当」でした。

火の番です。

朝から晩まで火を見て、焼いていくのですが、

これが楽しいんですね。

最初は。

そのうち、ただただ暑くて、しんどくて、もうやめたい。

体重がんがん減っていく。

顔がやつれていく。

あかん、こっちが焼かれてパンになってまうわ。

って当時は思っていましたが、

独立してから自分が焼きたいように焼き始めて

初めて「焼く」というパンの最終段階が

いかに大事なものかが、少しだけわかってきました。

その一つが、「仕上げる」ということです。

仕上げ、というのは、そのパンの『顔』を創ること。

それは、最終お客様の手元に届ける最終ということです。

そこで、最高のパフォーマンスを発揮して仕上げるのが

職人なわけです。

火を使っていると、体も心も、魂も浄化されていく、

それがパン作りの面白さの一つです。

仕事を通して学ぶことは、どんな仕事でもありますが

同じ体験をして、どう感じ、どのように実生活に役立てて

そして人生のシフトに取り込んでいくか、シフトしていくかは

その人次第です。

これからの「極めて」いきかたは

「生き方」をもっと極めていきたい。

焼くのはパン、燃やすのはハート。

パン×スピリット

をもっと練り上げて、一つの考えと行動として

作り上げていきたいと思います。

と、久しぶりにまじめなことを書いてみました。

 

自らのモットーは確固としたものである必要がありますが

これからの時代、柔軟に物事を取られて

自分の信念もアップデートしていく必要があると感じています。

これまでの常識が、通用しなくなる時代に入っています。

よりよくなる社会にしていくために

一人一人の「スピリット」が大事になってきますね。